筆記試験の対策をしていますか。
筆記試験の多くは、基本的な言葉の理解力や論理的思考力を図るものが多く、試験対策をしているかどうかで、大幅に点数が変わらないように作られています。
しかし、最初の数回は「解き慣れ」によって、点数がアップすることが多いので、本命の前に、3回練習受験ができるとよいでしょう。
また、以下の2つのポイントでの対策は、有効なので、取り組んでみてください。
受検方式を知る
本屋さんに行くと、たくさんの参考書があり悩みますよね。玉手箱は対策本も限られていますが、SPIは本の種類も多く、どれを購入していいか分からない人も多いようです。
分かりにくい理由の一つが、複数ある受検方式です。
1.ペーパーテスト…企業内で受けるテストで紙に回答を記入する
2.テストセンター…専用の会場で、パソコンを使って受ける
3.インハウスCBT…企業内で、パソコンを使って受ける
4.WEBテスティング…自宅のパソコンから受ける。(“WEBテスト”は玉手箱を含む、ウェブで受けられるテストの総称です。紛らわしいので注意)
受検方式によって出題範囲が変わるので、似たような参考書でも勉強できる範囲が違います。1〜4全ての範囲をカバーした参考書もあれば、テストセンターに特化した参考書もあります。全部の範囲を勉強できるのが理想ですが、今の時期は忙しくそれほど集中できる時間がなかなかとれません。
体験する可能性が高いテストセンターに特化した参考書から始めるとよいでしょう。
SPIの場合、圧倒的に多いと言われているのはテストセンター方式です。業界によって、使用するテストの傾向がありますので、ご自身が興味を持つ業界でどんなテストが使われやすいか調べてみてください。
自分の弱点分野を把握する
各ナビサイトでは模擬試験が受けられます。実力試しも兼ねてチャレンジし、点をおとしやすい原因を把握しておきましょう
大きく考えられるのは3つです。
・計算に時間がかかって時間が足りない
・計算ミスが多い
・解き方が分からない(特定分野が苦手)
解き方に見当がつかない人は、参考書でも解説が手厚い本がおススメです。問題数をこなすよりも、まずは自分が正確に解ける問題を増やしたいからです。
「あ〜、昔やったな…」という感覚の人はいろんな問題が体験できそうな参考書を選びましょう。一冊やり終える頃には感覚も掴めているはずです。
計算のスピードや正確さが課題の場合は、100マス計算や携帯の計算アプリなどで練習するのもよいですね。玉手箱では四則演算も出るので対策にもなります。
筆記試験で見られているもの
学力面に意識が向きがちな筆記試験ですが、採用面接官が手にする結果のシートは、学力の欄はほんの一部。行動、メンタル、思考特性などをはかる項目がメインです。
企業によって、選考通過基準は異なります。
ある学生さんは、「学力で足切りをされている」と思い込んで、試験対策ばかりしていましたが、実際は、適正で不採用になっていました。筆記試験対策は、がんばっている気分になりますが、もっと大事なのは、ES(エントリーシート)だったりします。
一番、力を入れるべきことは、「あなたらしさ」を伝えること。筆記試験もそのひとつだと考えてください。