OB訪問〜事前準備編〜
【OBOG訪問〜事前準備編〜】
1.志望動機・自己PRを書く
自分が考えている志望動機や自己PRは、社会人の視点からみて説得力があるのか、OB訪問にて聞くことができます。
また、志望動機や自己PRは、その企業について知らなければ書けないことなので、書いているうちに疑問に思ったことを質問すると、自然と深い質問をすることが出来ます。
2.自己分析・業界研究を行う
事前に自己分析や業界研究を実際に行っておくことで、自己分析や業界研究の質問をする際に、聞きたいことが明確になり、話が盛り上がることでしょう。
3.質問を考える
4-1や4-2を通して出てきた質問や以下に挙げる質問を紙に書き出しておきましょう。業界研究や企業研究を進める中で、ネガティブな事柄を調べることもあると思います。
そのようなマイナス面を訪ねる際は、「差支えがありませんでしたら…」と切り出して丁寧に質問するようにしましょう。
≪質問例≫
- ○○さんはどのように自己分析や業界研究を行いましたか?
- 私はこのように自己分析・業界研究を行ったのですが、フィードバックをいただけないでしょうか?
- 入社前後でのギャップはありましたでしょうか?
- 現在のモチベーションや、この仕事のやりがいは何でしょうか?
- 競合他社と比べて、御社が優れているという点を教えていただけますでしょうか?
4-4.【注意!】避けるべき質問
調べればわかるような内容の質問
会社のHPを読んで分かるようなこと(理念など)を質問することは避けましょう。
せっかく時間を割いてOB訪問に応じて下さっているにも関わらず、誰でも入手できるような情報を聞き出してしまっては、双方にとって時間の無駄となってしまいます。
4-5.注意が必要な質問
デリケートな質問
給料、残業時間、福利厚生などがデリケートな質問に挙げられます。
訪問するOBの方との間柄によってはそのような質問もできる可能性はありますし、タイミングを見計らいつつ気をつけて聞くことで、悪い印象は与えることは少ないようです。ただし、選考に直結しそうなOB訪問ではしない方が無難です。
5.OB訪問時のマナー
OB訪問では実際に社会人の方と接するため、緊張すると思います。マナー違反ではないかを気にしすぎて聞きたいことが聞けなかった、とならないようにマナーについて確認しておきましょう。
・手土産は、基本的に必要ない
手土産は基本的に必要ありません。特に官公庁の方ですと、収賄罪にあたる可能性もあるので、受け取っていただけないことが多いそうです。
・時間厳守
10分前には約束の場所に着くようにしましょう。OBの方は忙しい中、時間を割いてくださっています。
それにも関わらず遅刻することは、会って下さるOBの方に対して無礼なことであり、大変悪い印象も与えます。万が一遅れそうな場合には、速やかに連絡し謝罪しましょう。
・感謝を伝える
OBの方は、貴重な時間を就活生に割いていただいているので、OBの方に会ったら、「本日はお忙しい所、ありがとうございます」という言葉を忘れずに言いましょう。
・名刺の受け取り方
OB訪問時に、OBが名刺をくださる場合があります。名刺を受け取るときは、両手で胸の高さで受け取る。
そして、受け取ったら、すぐにはしまわずに、名前の面を上にして机の上の自分から見て左側に置くことが正しいマナーです。
持ち帰る時のために名刺入れも準備しておきましょう。
・コミュニケーションをとる
OB訪問は就活生側が質問をする場ではなく、OBの方とのコミュニケーションの場です。OBの方の質問の受け答えに対して話を膨らませたり要約したりすることで、質問しっぱなしにならないようにしましょう。
・予定時刻の5分前には終わる意識で
まずは、会ってすぐに何時まで大丈夫か確認しましょう。そして、その5分前には終わるつもりで話を進めます。
まだできていない質問があったり、ちょうど話が弾んできたところであったりして、つい約束の時間を過ぎてもなお、就活生に付き合ってくださるOBの方もいらっしゃるようです。
しかし、OBの方も忙しい上、時間にルーズだという印象も持たれやすいので、終了時刻を意識して話すようにしましょう。
・食事をした場合、ありがたくご馳走になる
OBの方が食事をご馳走してくださるときは、「ありがとうございます」「ごちそうさまです」の言葉を忘れずに伝えましょう。
ただし、ご馳走になって当然という態度ではなく、会計時に財布を出したり、代金はいくらか聞いたりして支払う意思を見せることに注意しましょう。
・別れ際にはお礼を
先程、会ってすぐにも感謝を伝えるべきだと述べしたが、別れ際にも「本日はお忙しい所時間をいただきありがとうございました」と伝えましょう。
OB訪問後にはお礼のメールを
OB訪問が終わってすぐにメールをしましょう。
ポイントは3つです。
➀感謝の気持ちをメールでも伝える
OB訪問時にたくさんの感謝を伝えたと思いますが、メールでも感謝を伝え、強調しておきましょう。
➁何を具体的に学んだのかを伝える
OBの方とお話しする中で学んだことを伝えましょう。これを書くことで何に対して感謝しているのか、明確になります。
➂今後もお世話になりたいことを伝える
今回のOB訪問で、つながりが増えたり、就活が進んでまた相談事が出来たりした時に頼ることも予想されるので、今後もお世話になりたいと伝えましょう。
*以上のようなお礼メールの送信後、OBの方から「頑張ってください」などの返信が届いた場合、またこちらから返信すべきなのか迷いますよね。この場合、簡単でもいいので返信することが好ましいようです。
コロナ禍で、企業を選ぶにあたり実際に働いてる先輩に話を聞ける機会はそうそうありません。ぜひ、就活中の今だからこそ先輩の生の声を参考にしてみてください。