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ガクチカ…何を答えればいい?

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ガクチカ…何を答えればいい?

【ガクチカ…何を答えればいい?】

「ガクチカ」とは「学生時代に一番力を入れた経験」の略語です(ここだけの話、私もこんな略語があるとか知らんやった…)。これは就職活動で必須であるエントリーシート(ES)や面接内で必ずと言って良いほど問われる質問です。その為、皆さんなりの「ガクチカ」の基礎を作り上げておくことに越したことはないでしょう。

1.何故ガクチカがよく問われるのか

まずは始めに、どうして学生時代に頑張ったことを問われるのか、いったいどこを見て評価しているのかを、企業の人事の方に教えて頂いた話を交えながら解説したいと思います。

 

1-1.困難や課題に対する立ち回り方を見るため

既に社会人経験を積んでいる中途採用と異なり、新卒採用では、学生の実務スキルや仕事の能力、経験を測ることはできません。

そこで学生がそれまでに努力してきたことについて問うことで、直面してきた課題や困難をどう乗り越えてきたかを知り、それを企業内の実務に当てはめることで適性や耐性などを評価しているのです。

 

1-2.人柄や価値観を知るため

どんな人でも「目標」は必ずしもあると思います。それは大きいもの小さいもの、人それぞれであると思います。そして、それに向かってどう頑張るかも十人十色です。

どうしてその目標を持ったのか、何故それに向けて頑張ることができたのか、どうやって頑張ったのかなどをガクチカを問うことで学生側から引き出し、そこから個性や人柄、価値観、感受性などを読み取ることが出来ると考えられています。

以上の2点から、ガクチカはエピソードもそこそこ大事ですが、何よりも「過程」や「思い(理由)」が非常に大事であると言えるのではないでしょうか?

2.ガクチカの見つけ方

ガクチカのテーマを見つける上で生じる困惑には大きく2種類あると思います。

① これといった経験が思いつかない
② どの経験を書くべきかわからない

「やばい、特に何もしていない…。何も思い浮かばない…。」
「めちゃくちゃ色々やってきたし、あれもこれも書きたい。どれを選べばいいんだろう…。」

そんな風に考えてしまい手が止まってしまっている人はいないでしょうか?

 

確かに代表的なガクチカといえば、サークルでの代表としての経験や部活動で全国大会に出場した経験、海外留学での経験などといった派手なテーマであると思います。加えて、そういった目立つ経験のある人たちが絶対に勝っていくんだという思いになりがちです。

しかし、第1章でも述べたようにガクチカでアピールすべきポイントは「過程」や「思い」であることから、テーマのインパクトの大小に関わらず

「何を考えていた、感じていたか」
「どんな思いの元、どんな行動をとったか」
「その中で何を感じ取ったか、どう成長したのか」
「この経験を現在どう活かしているか、この先どう活かしていくか」

といったものを理論的かつ気持ちを乗せて説明できるテーマであれば何でも良いと思います

  • 数少ない休みを活かしてアルバイトしながら院試で1番になるために工夫して勉強した経験 etc
  • 挨拶を欠かさないようにしたり、困っている人をすぐに助けるんだといった意思を持ち続けて、引っ込み思案すぎた性格を少しだけでも改善できた経験 etc

などといった、派手ではなかったり、必ずしも目標を完全達成できていないものであっても、彼らにとって上手く表現できる頑張った経験をガクチカとしていた人も多くいました。

あなたにとって信念を持って上手く説明できる頑張った事って何でしょう?過去を振り返るいい機会でもありますので是非とも考えてみてください。