人気ランキングの落とし穴。
この時期になると
「文系女子の就職人気企業ランキングトップ10!」とか
「理系男子に人気な企業ランキング」など
様々なランキングが発表されていますよね。
今日はそんなランキングを見て感じることを上げてみます。
1.知っている商品を扱っている企業が人気
旅行、銀行、航空、鉄道、食品、広告…
人気になる企業の共通点は「商品を知っている」とか「利用したことがある」会社です。
いくら優良企業でもマニアックな製品を扱っている会社は全くランキングに入ってきません。
2.人気企業=優良企業ではない
上に書いたとおり人気なのは優良企業だから、という理由ではありません。
元々知っていて何となくイメージが良いから、というのが大半の理由でしょう。
むしろ人気だからこそ労働条件が過酷だったり、意外と給料が良く無かったりという
企業も結構ランキング入りしているのが現状です。
3.ランキング入りしている会社は競争率が高い
当たり前ですが、ランキングに入っている会社は競争率がやたらと高くなります。
また、ランキング入りしている会社と同じような業界の会社も、競争率は高くなりがちです。
つまり人気企業ランキングに入るような企業・業界ばかりを受験していると、
激烈な競争の中で勝ち抜かなければ内定が取れないことになってしまいます。
実際人気企業には100人に1人すら受からないようなところがたくさんあります。
正直そのレベルだといくら能力がある学生でも最後は「運」です。
優秀なのに人気企業ばっかり受けていたせいで気が付いたら全部落ちていた、
なんていう話は笑い話ではありません。
4.ランキングに入ってない企業や業界こそ狙い目
採用時の条件が同じくらいで会社規模も同じくらいなのに、
人気企業には1000人の応募があり、不人気企業にはほとんど来ない、なんてことは良くある話です。
つまり不人気だけど待遇も良く受かりやすい会社があるということ。
さらに言えば不人気な企業は普段から採用が全然うまくいっていないので、
入社してからも社員を大事にしてくれる企業が数多くあります。
自分が受験している企業や業界を見なおして、人気企業ばかり受けていないか確認してみましょう。
また、就活が上手くいっていない人は今まで見てこなかった業界や企業を受けてみるのも一つの手です。