志望動機の注意点!
【志望動機の注意点】
志望動機は、ESや面接など選考のどこかで必ずと言っていいほど問われます。志望した理由はみなさんそれぞれあると思いますが、企業側にそれを上手に伝えないといけません。その為、選考に通るための「志望動機」を作り上げる必要があります。
今回はその「志望動機」について、書き方や注意したい点などをお話ししていきます。
まず初めに、志望動機で何を見られているかを考えてみましょう。
企業側が志望動機で一番聞きたいことは、「なぜ自社に興味を持ったのか?」です。
学生は何に興味を持ったのか(What)ばかりを語りがちですが、なぜ興味を持ったのか(Why)が重要なのです。
Whatは誰にでも書けますが、Whyは学生自身の過去の経験やキャリアビジョンなどを踏まえたことであり、その人にしか書けません。
自分にしか言えない、その企業で働きたい理由をしっかりと述べましょう。
企業側が見ているポイントがわかったところで、さっそく志望動機を書いていきましょう。
まずは志望動機の整理をしていきましょう。ポイントは3つです。
- 何に興味を持ったのか(What)
- なぜ興味を持ったのか(Why)
- どう活躍できそうか(How)
先ほどWhyが大事だと言いましたが、WhatがなければWhyは書けません。なぜ興味を持ったのか(Why)を書くために、何に興味を持ったのか(What)もきちんと考えましょう。
またそれに加えて、どう活躍できそうか(How)も考え、採用担当者に刺さる志望動機にしていきましょう。
まずその企業の何に興味を持ったのか考えましょう。
いくつか例をあげますので参考にしてください。
- ビジョン、ミッション、理念
- 事業内容
- 職種
- 組織風土
- 人
- 実績
- 評価制度
- 福利厚生
- 勤務地 etc.
エントリーしようと思ったということは何かしら興味を持った部分、魅力に思った部分があるはずです。どこに惹かれるのか考えてみましょう。
どこに興味を持ったのかわかれば、次はなぜ興味を持ったのか考えてみましょう。
過去の経験からくるものや、キャリアビジョンからくるものなど何か理由があるはずです。自己分析も兼ねて考えてみましょう。
以下、一例として参考にしてください。
What: 「成果主義の組織風土に興味を持った」
Why:「大学まで続けてきた野球では、学年関係なく、結果を残せる人が選手に選ばれ試合に出場していた。その環境で自分は15年間頑張ってきて、仕事でも同じような結果第一の組織で働きたい。」
最後にその企業でどのように働いて、どのように活躍できそうか考えてみましょう。
根拠なく、「頑張ります!」と言っても説得力はありません。こちらも過去の経験から根拠のある理由を考えてみましょう。
以下、一例です。
What: 「成果主義の組織風土に興味を持った」
Why:「大学まで続けてきた野球では、学年関係なく、結果を残せる人が選手に選ばれ試合に出場できていた。その環境で自分は15年間頑張ってきて、仕事でも同じような結果第一の組織で働きたい。」
How: 「入部したては二軍だったが、一軍になるために周りの2倍練習して一軍を勝ち取った。仕事でも周りの2倍努力して結果を残す。」
このように過去の経験でしっかりと根拠づけましょう。
志望動機を書く上で、いくつか注意点があります。
企業をきちんと理解しよう
エントリーする企業のことをきちんと理解してから志望動機を考えましょう。
あまり企業を理解せず表面的な部分のみで志望動機を書いても、採用担当者に刺さる志望動機は書けません。また誤ったことを書けば即落ちる可能性もあります。
理念や事業内容、組織風土などはもちろんですが、OB訪問をして内情を理解するなど、企業をしっかりと勉強することが大切です。
同じ志望動機の使いまわしはやめよう
正直、その企業でなければいけない志望動機を書くことはかなり難しいです。それでも、複数の企業で同じ志望動機を使いまわしするようなことは避けましょう。
過去の自分の経験は変わりませんが、企業の特徴は異なります。企業ごとに企業研究を行い、その企業のための志望動機を作りましょう。
誰にでも書ける志望動機は避けよう
HPや説明会などで得る情報を書くだけでは誰もが同じものになります。
自分だけの志望動機を書くためのポイントは、自分の経験などからくる価値観などに触れて志望動機を書くことです。
自分の価値観は自分にしか書けませんし、自分の経験も自分だけのものです。他の学生が書けない、自分だから書けることを書きましょう。
多少ですが、情報で差別化することもできます。例えばOB訪問をしたり、その企業の社長が書いた書籍を読んだり、記事を読んだり、YouTubeで講演の動画を見たりして多くの情報を得ることができます。
周りより勉強して志望動機を書くことで、「この学生は本当に自社に興味があるんだな」とプラス評価をしてもらえることもあるでしょう。
ウソは書かないようにしよう
ウソはばれます。
筆者の友人の内定先は内定承諾後に、ESの内容、面接での発言(インターン経験、アルバイト経験、留学経験、学歴など)にウソがなかったかチェックがあったようです。
等身大の自分で志望動機を書きましょう!