気をつけて、就活での言葉遣い。
就活生の皆さん、こんにちは。就活では、面接のときはもちろんのこと、社会人の方とお話する機会が非常に多くなりますよね?そんなときに大切になるのが「言葉遣い」です。自分は正しい敬語を使っていると思っていても、案外、本当に正しい敬語を使えている学生は全体の1割程なんだそう…。今回は面接で役立つ、正しい言葉遣いについてご紹介いたします。
面接で使われる敬語
面接や社会人の方とお話をする際は、必ず「敬語」を使うことになりますよね。しかし、正しい敬語を使うのは意外と難しいものです。今回は面接で良く使われる敬語をいくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。
まず、面接で良く使うことになる敬語は2種類あります。
・謙譲語
自分の動作をへりくだって表現し、相手への敬意を示す敬語です。簡単に言えば、自分の行動を目上の方に伝えるときに使います。
・尊敬語
面接官や社会人の方の動作を表現する際に、相手に敬意を払う敬語です。こちらも簡単にすると、相手の行動を言葉にするときに使います。
このように敬語は対象が自分なのか相手なのかによって、違う言葉を使う場面が多くあります。これを間違えてしまっている方も多いようなので、言葉を選ぶ際には注意が必要です。
押さえておきたい謙譲語
・「会う」→「お会いする」
例:✖ 社員の方に会いました。
〇 社員の方にお会いしました。
・「見る」→「拝見する」
例:✖ 御社の資料を見ました。
〇 御社の資料を拝見しました。
・「行く」→「参る」
例:✖ 〇時に行きます。
〇 〇時に参ります。
・「言う」→「申し上げる」
例:✖ 先日も言ったように
〇 先日も申し上げましたように
・「知る」→「存じ上げる」
例:✖ 知りませんでした。
〇 存じ上げておりませんでした。
・「聞く」→「伺う」
例:✖ インターンシップの日程について聞いてもよろしいでしょうか。
〇 インターンシップの日程について伺ってもよろしいでしょうか?
尊敬語
・「言う」→「おっしゃる」
例:✖ 説明会で言っていた
〇 説明会でおっしゃっていた
・「する」→「なさる」
例:✖ 仕事内容は主に何をしているのですか。
〇 仕事内容は主に何をなさっているのですか。
・「見る」→「ご覧になる」
例:✖ 見ていました。
〇 ご覧になっていました。
・「思う」→「お考えになる」
例:✖ どのように思いますか。
〇 どのようにお考えになりますか。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介したのはごく一部ですが、就活で目上の方とお話をする際に正しい言葉がスムーズに出てくるように対策をとっておくと良いかもしれません。今回紹介した謙譲語と尊敬語の他にも、就活では二重敬語や書き言葉と読み言葉の違いにも注意していただきたいです。